2015年10月14日  
 

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中国で活躍する日本人建築家・青山周平さん (3)

人民網日本語版 2015年10月13日15:29

Q:中国に来て、中国の住宅と日本の住宅の最大の違いは何だと思いましたか?

A:日本では、個人の住宅が多く、多くの人が自分の土地を買って、自分の家族の生活や必要に合わせて、間取りを決め、家を建てます。一方、中国では、自分で間取りなどを決められる個人の家は少なく、ほとんどがデペロッパーや政府が提供する住宅で、その間取りもほぼ統一されています。

Q:なぜ中国の胡同が好きですか?

A:北京に来てからの2、3年は、普通のマンションに住んでいました。当時は、中国に来たばかりで中国語も分からず、電気代や電話代をどうやって払うかも分かりませんでした。そのため、すぐに胡同のある場所で生活するわけにはいきませんでした。しかし、2、3年すると北京での生活にも慣れ、胡同のある場所に引っ越し、7年住んでいます。「なぜ好きか」については、私自身も最近ずっと考えています。マンションに住んでいる時は、隣の家の子供の遊ぶ声が聞こえたり、料理の匂いが漂ってきて、自分の生活が邪魔されていると感じて、いやでした。今は、隣の人も私と同年代で、子供が二人います。一つの敷地を一緒に使っていて、普段もよく顔を合わせますが、自分の生活を邪魔されているとは感じず、逆にとても居心地がいいです。これが比較的大きな違い。実際には、多くの人の生活は重なり合っているものです。生活の中で、触れ合ったり、交流したりすることが必要です。多くの新しい住宅は、その空間を、壁で完全に隔ててしまっています。胡同での生活は本当に心地が良いです。

「人民網日本語版」2015年10月13日


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