祈願の旗を手に持ち記念撮影をする本田宣義さん(90)(左)と矢作政義さん(86)(右)
「そうです、この旗に私の署名があります。だいたい60年前の事ですね!」9月30日、埼玉県で本田宣義さん(90)と矢作政義さん(86)が、記者が持参した「祈願の赤旗」を撫でながら、旗に書かれた30人の名前の中から自分の署名を見つけ出し、感動しきりだった。これは記者が日本の祈願旗を訪ねて以来、再び存命の署名者を訪ねたときのことだ。しかも今回初めて、すでに見つけた107機の旗に署名者の名前が記載されているのを発見した。長江日報が伝えた。
この107機の旗は日本の民間が中国に贈呈したもので、武漢で発見した旗には「再軍備反対」「戦争絶対反対」「平和と友好を誓う」などの日本語が手書きされている。落款を記したのは1954年、1955年、各旗には署名が記載され、署名者は合計千名あまりになる。