人民日報社が国際メディア33社と了解覚書に調印

人民日報社は今月22日午前、北京で23カ国33社の外国主流メディアと協力了解覚書に調印、双方はニュースコンテンツの相互交換メカニズムを構築し、「1ベルト、１ロード」（シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード）といった取材で協力することを承諾した。人民日報が伝えた。

人民日報社の楊振武社長は調印式で挨拶し、「『1ベルト、１ロード』の推進・実施において、メディアは重要な力となる。協力了解覚書の調印は、人民日報社と関連諸国の主流メディアが交流と協力を強化していく上で重要な一里塚となり、双方が共に挑戦に立ち向かい、協力の発展を推し進める上で新たな重要なチャンスをもたらす。人民日報社は各国メディアと一丸となって全面的に覚書の関連事項を実行し、共通認識をさらに拡大して協力を深められることを望む」と述べた。

協力了解覚書の調印は、人民日報社主催の2015年「1ベルト、１ロード」メディア協力フォーラムの重要な活動の一つ。調印式は王一彪・人民日報社編集委員、事務局長が司会を務めた。

協力了解覚書では、双方が客観的、正確、全面的、公正な立場からニュース報道、評論を行うこと、相手側が推薦する重要なニュース内容を積極的に採用し、ニュースソースの共有を実現すること、「1ベルト、１ロード」などの特別コラムで国際協力取材を行うこと、代表団の相互訪問や人的往来、広告協力をさらに推進することなどが盛り込まれている。

覚書に調印したメディアは、ベラルーシ、ベルギー、ブラジル、エジプト、グルジア、ドイツ、インドネシア、カザフスタン、韓国、ラオス、メキシコ、モンゴル、ミャンマー、ネパール、オランダ、パキスタン、フィリピン、ポーランド、ロシア、スペイン、タイ、ウクライナ、ザンビアの23カ国で、スペインEFE通信、インドネシアアンタラ通信社、カザフスタン国際通信社、ウクライナ国家通信社、メキシコ通信社、韓国「中央日報」、エジプト「ピラミッド報」、オランダ国際ラジオ放送局といった通信社、新聞、雑誌、テレビ局、ニュースサイトなど33社。外国主流メディアはこの了解覚書の調印を積極的に評価しており、人民日報社とさらなる協力拡大と深化に期待を寄せている。（編集IM）

「人民網日本語版」2015年9月24日