財政部(財務省)の楼継偉部長は10日、ペルーの首都リマで開催された第92回世界銀行・国際通貨基金(IMF)合同開発委員会部長レベル会談で、「世界銀行の投票権をめぐる改革での進展ぶりは国際経済のガバナンス改革における模範であり、中国は各方面が投票権改革と出資比率拡大のルートマップで共通認識に達することを歓迎するとともに、各方面ができるだけ早く動態の計算で使う公式について一致することを期待する。投票権を計算する公式は世界経済における各国の力を実際通りに反映しなくてはならない」と述べた。
委員会は、世銀とIMFが持続可能な開発のための2030アジェンダで重要な役割を発揮することを支援し、世銀が資金をより広範囲に調整・配分することを奨励し、発展途上国の気候変動への対応を支援し、各方面に12月にフランス・パリで行われる国連気候変動枠組条約締約国会議第21回会合(COP21)においてそれぞれふさわしい貢献をするよう呼びかけた。
また、委員会では、世銀の2015年の債券についての審議や増資のルートマップを審議可決し、加盟国のガバナンス構造における世銀の代表的役割のより一層の改善の必要性が強調された。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年10月12日