15年度上半期の純利益は同38%増と大幅に増加したが、パナソニックは中国市場では家庭用エアコン、フラットテレビ、商業用ロボットなどの事業がいずれも収入減少の様相を呈していることを明らかにした。
▽ソニーは7~9月期に黒字から赤字に転換
日本のもう一つの電子大手ソニーも業績が明らかに改善された。15年度第2四半期財務報告によると、7~9月売上高は1兆8927億円で同0.5%増とやや増加し、営業利益は880億円、純利益は336億円で、いずれも前年同期に比べ赤字から黒字への転換を達成した。これに第1四半期(4~6月)の純利益824億円を加えれば、ソニーの今年度上半期純利益は1160億円になる。
7~9月の売上高が前年同期より減少した主な原因は、ソニーの金融サービス事業とモバイル通信事業の製品の売上高が減少したことだ。これと同時に、レートという好材料とゲーム・ネットワークサービス事業における「プレイステーション4」のソフトウエアの売上高の伸びが上記の売上高減少の影響を相殺した。
ソニーは前年同期の856億円の損失から立ち直り、今年7~9月には営業利益が大幅に増加した。その主な原因は、前年同期にはモバイル通信事業の無形資産の評価が1760億円減少したが、今年はこうした要因はみられなかったこと、また映画・テレビ事業の営業利益の著しい伸びが上に述べたような一部の影響を相殺したことなどだ。
ソニーは、15年度の通年の売上高は7兆9千億円、営業利益は3200億円に達すると予想する。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年11月2日