〇オリジナルブランドのグローバル配置
北米市場は、世界ブランド競争が最もし烈な市場だ。簡単に足を踏み入れる勇気のない企業や泥沼に陥った企業も多く、どの企業にとっても、「海外進出」を果たす上で避けては通れない関所となっている。
梁総裁は、「中国ブランドの『海外進出』は今、未曽有のチャンスに直面している。粗放型発展方式から質を重んじる発展方式へのシフトが行われている中で、革新駆動は、企業発展のための共通認識となっている。『1ベルト、1ロード』建設によってもたらされる新たな発展チャンスも、企業の『海外進出』レベルと階層を高めることに一役買っている」と指摘した。
標準化OEM(相手先ブランドによる生産)とODM(自主設計生産)方式による欧米消費者向けサービスから、中東・アフリカなどの新興市場への自主ブランド製品の輸出に至るまで、ギャランツは絶えず、業界先進技術を追求し、実力を備えた海外ブランドとの深度ある提携を進めてきた。また、海外営業支社の設立や取引先企業との合資など様々な方法を駆使して、自主ブランドの開拓に努めてきた。
現地ブランドをギャランツ製に転化することで同社は北米市場に土台を築いた。この土台をもとに、ギャランツはブランド経営バックアップ体制を完備した。必然的に自主ブランド製品は北米市場に流れ込み、幾度かの競争を経た今、ギャランツは北米市場にしっかりと根づいた。
現在、ギャランツは北米市場のほか、欧米市場にも自社ブランド製品を打ち出している。中東市場におけるオリジナルブランドの割合は40%に達し、東南アジア市場やアフリカ市場では、すでにオリジナルブランドが主流を占めている。同社はまた、世界十数カ国・地域に現地支社を設立、自主ブランドは世界60以上の国家・地域で販売されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年11月2日