2015年11月23日  
 

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中国に先越された日本の高速鉄道 米国で挽回目指す (2)

人民網日本語版 2015年11月23日08:28

高速鉄道プロジェクトは国と州政府の関連当局の認可を受けなければ実現不可能だ。今月13日には、米連邦鉄道管理局が、「高速鉄道プロジェクトがヒューストンのビジネスエリアに直接乗り入れることを認可する予定はない」との方針を明らかにした。これはつまり、高速鉄道が完成しても、駅はヒューストンの市街地から遠いということだ。

日本の新幹線技術が海外で導入された初めてのケースは07年に開通した台湾地区の高速鉄道プロジェクトで、主に車両と運行システムなどが導入された。テキサスの「新幹線」高速鉄道プロジェクトが最終的に実現すれば、日本が路線敷設計画段階から参入した高速鉄道輸出の初ケースになる。

日本メディアの報道によると、高速鉄道の受注競争において、日本は中国の圧力を受けている。テキサスプロジェクトは日本にとって唯一の具体的に進んでいるプロジェクトであり、これを契機に局面を打開し、高速鉄道輸出の劣勢を挽回したい考えだ。インドネシア高速鉄道プロジェクトの戦いで、自信満々だった日本は手痛い敗北を喫している。11年にJR東海と米国フロリダ州が進めた高速鉄道プロジェクトは、選挙による州知事の交代で予算をカットされ、幻に終わった。

中国は最近、インドネシア高速鉄道という大口受注を獲得し、13日にはラオスと総投資額約400億元(1元は約19.2円)の中国・ラオス鉄道プロジェクトに調印した。この鉄道は総延長418キロメートルで、20年の開業を目指し、全線で中国の技術基準を採用し、中国の設備を使用する予定だ。また今年9月には、中国の鉄道会社数社が手を組んだ連合体が、米国の民間会社エクスプレスウェストと協力関係を締結し、米国でラスベガスとロサンゼルスを結ぶ総延長370キロメートルの高速鉄道を建設することを明らかにした。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年11月23日


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