母親から「東坡肘子」の作り方を学ぶ無形文化遺産の継承者・曹紹明氏
2年あまりの歳月をかけて、三蘇祠(四川省眉山市)の大改修が行われると同時に、明清時代の古書も再整理された。このうちの一冊「蘇東坡全集」が、三蘇祠研究部の徐麗部長の眼に止まった。徐部長は、「同書に載っていた『トンポーロウ(東坡肉)』のレシピを初公開する。この古い資料は、北宋時代の詩人・蘇東坡(蘇軾)が肉を調理し、酒を醸造し、粥を煮ることが得意だっただけではなく、正真正銘の美食家であったことを証明している。だが、現在に伝わっているトンポーロウが蘇東坡によるオリジナルではなかった。意外にも、古書で紹介されているトンポーロウは、お湯でゆっくりと豚肉を煮込んだもので、かなり味は淡白で、現代のトンポーロウとは見た目も味も大違いの料理のようだ」と指摘した。華西都市報が伝えた。