中国科学院宇宙科学センターは16日、今月打ち上げられる中国の暗黒物質粒子探査衛星を、「悟空」と名付けることを発表した。科学者は「悟空」の「火眼金睛」(孫悟空の妖怪や悪魔を見抜く目)に期待を寄せている。この名称は、神話を元に科学衛星の名称を決定する慣例(米国のアポロ、欧州のユリシーズ、中国の玉兎など)に合致している。科技日報が伝えた。
中国の科学シリーズ衛星の1機目である同機は、中国科学院宇宙科学戦略性先導科技特別プロジェクトの支援を受け開発された。同機は宇宙の暗黒物質を探査する目を備え持ち、その観測範囲の広さ、エネルギー分解能の高さは、世界のその他の探査機を上回る。その卓越した性能は、まさに「神通力」を持つと言える。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月17日