中国の外資導入、良好な増加傾向に　商務部

商務部（省）は17日午前、定例記者会見を開き、中国の商務分野の活動状況をメディアに報告した。沈丹陽・商務部報道官は外資導入の状況について、今年1月から11月までに全国で設立された外国人投資企業は2万3648社に達し、昨年同期に比べて11％増加したと指摘した。実質ベースの外資使用額は同比7.9％増の7043億3千万元だった。中国経済網が伝えた。

沈報道官によると、11月に中国全国に設立された外国人投資企業は2626社で、前年同月に比べて27.7％増加した。実質ベースの外資使用額は649億元で、同比1.9％増となった。

また沈報道官によると、1月から11月までの中国全国の外資導入は、（1）産業分布から見ると、外資の投資先となる産業の構造の改善が進んだこと、（2）投資元から見ると、主要な国・地域の対中投資は全体として安定を保ったこと、（3）地域分布から見ると、東部地域の外資導入が良好な勢いを保ったこと、（4）外資利用の方式から見ると、利用方式は絶えず革新され、外資によるM＆A取引が活発に行われたこと――という4つの特徴を示した。（編集MA）

「人民網日本語版」2015年12月23日