中国の科学技術の発展、今年の出来事を振り返る (3)

◆大型旅客機C919がラインオフ、ARJ21が納入

中国が独自に開発した大型旅客機C919が11月2日、組み立てを完了しラインオフした。国産リージョナルジェット旅客機ARJ21の1号機が11月29日、成都航空公司に正式に納入された。中国人の「大型旅客機の夢」は、現実化しようとしている。

大型旅客機の開発・生産・製造は、一国の航空水準の重要な象徴であり、一国の製造業の実力を計る「ものさし」でもある。中国の実力ある高速鉄道、原子炉の海外輸出などと同じく、大型旅客機は世界の科学技術経済発展の「要所を攻略」しようとする中国の自信を深めた。

【関連記事】

国産大型機C919がラインオフ、実際に搭乗できるのは数年後か

C919への9つの疑問　安全性は大丈夫？

国産ARJ21の第1号機が運航投入　7路線