2015年12月29日  
 

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出稼ぎ労働者の半数以上、「都市戸籍に変わりたくない」 (2)

人民網日本語版 2015年12月29日14:54

農村戸籍から都市戸籍に変わりたいかどうかを王さんに尋ねたところ、彼は、「都市に根を下ろしたが、それまでの道のりはまだまだ遠い。都市に定住するための最大の難関は住宅問題だ。頭金を用意することはとても難しいと思う。たとえ頭金が支払えても、その後の住宅ローンのことを思うと、圧力が大きすぎる」と話した。

張さんも同じような問題に直面している。「衣類と食べ物は何とでもなる。住宅が最も手ごわい。また、都市では何でもお金・お金の世界だ。万一稼ぎが足りなくなったら、もうお手上げ」と彼女は語った。

〇どうしても捨てられない農村 農民の37.8%「土地請負権を放棄したくない」

多くの農民が、都市と農村の格差は縮まる一方だと感じている。彭山区鳳鳴鎮宝珠村一組に住む趙麗群さんは、17歳の時に都市に出て出稼ぎを初めてから28年、ずっと農村と都市の間を頻繁に行き来している。彼女は、農村が少しずつ都市の歩調に追い付きつつあることを実感している。村には新しい農村集会所が建設され、売店やフィットネス設備など何でもあり、都市生活と比べても決して見劣りしないという。

四川省統計局の統計データによると、出稼ぎ労働者が都市に定住したくない理由のうち、「都市では生活コストが高い」を挙げた人は43.6%に上った。また、「農村戸籍と都市戸籍では、それほど違いはない」と考えている人は38.5%、「都市生活を辞めた時に帰る場を確保しておきたいため、郷里の土地請負権を放棄したくない」が37.8%、「農村の土地がかなり値上がりする潜在力を感じている」人は33.7%だった。


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