2015年12月29日  
 

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出稼ぎ労働者の半数以上、「都市戸籍に変わりたくない」 (3)

人民網日本語版 2015年12月29日14:54

〇都市に根を下ろすか、郷里に戻るか

都市戸籍の背後にある権益を享受し、都市の公共サービスを共有してはじめて、出稼ぎ労働者は本当に「都市に自宅を構えて定住する」ことが可能となる。

都市化とは、「人間の都市化」を意味する。専門家は、「都市化のマイナスポイントは、戸籍人口の都市化率が低いままであることに、主に反映されている。農村から都市に出て働く出稼ぎ労働者のほとんどが、相応の公共サービスを享受しておらず、市民としての権利を有していない」と指摘する。

中国社会科学院農村発展研究所の李国祥研究員は、次のような見方を示した。

農民が本当に関心を寄せていることは、「農村戸籍から都市戸籍に変わることで、実際にどのようなメリットがあるのか」という点だ。彼らが戸籍を変えたいという希望を持つか否かの鍵は、メリットとデメリットのバランスにある。都市は、社会保障制度の段階的な改善を進め、出稼ぎ労働者を各種保障住宅システムの対象に組み入れ、農民に対する都市の吸引力を高め、農村から迎え入れる新市民が都市公共サービスを享受し、本当に「都市に自宅を構えて定住できる」よう、環境を整えていかなければならない。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年12月29日


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