微信(WeChat)はこのほど、微信モーメンツ(ソーシャル機能)の「今年のデマ」、「今年の10大健康関連デマ」を発表した。モーメンツ内のデマの通報処理回数は2169万回に達し、主に真実とかけ離れた情報が中心(29%)となった。2位は食品安全、3位は人身安全、4位は科学知識関連となった。北京日報が伝えた。
「牛乳が疾患の原因に」というデマが、健康関連デマのトップとなった。2位以下は、「ザリガニは死体を処理する生物で、外国人は食用しない」「Wi-Fiの電磁波は健康を損ねる」「植物油の調理で発がんの恐れ」「豚やアヒルの血を食べることで体内のPM2.5を除去できる」「豚肉の中には鉤虫が生息しており、高温でも殺虫できない」「床暖房の電磁波が疾患の原因に」「蒸し器の水には発がん性物質が含まれる」「塩素を含む水道水で蒸すか煮るかした物には発がん性物質が含まれる」「麦の苗の絞り汁でがんを治療できる」。
統計データによると、健康関連デマで最も使用されるキーワードは、「発がん」「致命的」「致死」「有毒」「食用に適さず」。ザリガニは毎年濡れ衣を着せられており、関連するデマが後を絶たない。ザリガニは淡水で暮らす生物で、摂取する重金属の大半は外殻に移される。成長と脱皮により、これらの重金属の毒素は体外に移される。そのためザリガニに基準以上の重金属が含まれるとは限らない。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月30日