天気予報によると、北京は元旦期間中、再び煙霧に見舞われる見通しだ。日頃仕事で忙しいサラリーマンの多くは、元旦休暇中に北京を脱出し、空気のきれいな場所に赴いてリフレッシュしようと計画している。携程旅遊や去哪儿網など複数のツアー予約サイトによると、元旦と春節(中国の旧正月。2016年は2月8日)期間中、煙霧から逃れるために旅行に出る北京市民が大幅に増え、海外に出て新鮮な空気を味わうために数万元を投じて海外に出る人も少なくないという。北京青年報が伝えた。
〇「煙霧逃避」をキーワードとした検索件数が激増、上位ヒットを争う旅行会社
冬に入り、北京が煙霧に見舞われる頻度は高まる一方だ。一時期、「煙霧逃避」は、各大手旅行会社が検索エンジンで上位ヒットを争う、人気の「検索ワード」となった。元旦と春節の休暇中、「煙霧逃避」は、新路線開拓のための一大観光テーマとなり、国内外を問わず、煙霧から逃れるために訪れる旅行先やツアーの申し込み数が激増した。とりわけ、「煙霧逃避」海外ツアーの予約人数は2倍以上に増えた。
〇アイランド・ツアーの販売量が数倍に
申込者のほとんどが煙霧が深刻な地域に住む住民
旅行会社によると、島とビーチ、自然と景勝、素晴らしい品質の水や大気を特徴とするアイランド・ツアーがこのところ、最も人気の「煙霧逃避」海外旅行先となっている。韓国済州島、タイ・プーケット島、インドネシア・バリ島へのツアーが、最近の海外旅行市場で、ほぼ3分の1のシェアを占めている。