初めて人の親になると、どうしてもてんてこ舞いになってしまう。その中で一番、新米パパとママの頭を悩ませるのは赤ちゃんがなぜ泣いているかわからないことだ。このほど、台湾地区の研究開発チームがたったの15秒で赤ちゃんが泣いている原因がわかるという、赤ちゃんの泣き声を判別するスマホアプリを開発した。
このアプリは「お腹が減った」、「眠い」、「お腹が痛い」、「おむつが濡れている」という状態を表す4種類の代表的な赤ちゃんの泣き声を判別することができる。研究開発チームは2年間で約100人の新生児から20万種類の泣き声を集めて分析、研究したのち、スマホアプリを開発した。生後2週間以内の赤ちゃんでは判別正解率は92%、生後1か月~2か月の赤ちゃんでは85%以上に達する。
しかし開発者によると、赤ちゃんの成長に伴い、このアプリの判別正解率は徐々に低下する。6カ月以上の赤ちゃんには通用しない。6カ月以上の赤ちゃんはより環境の影響を受けやすいため、泣き声でより複雑な感情を表している。使用時間は長くないにもかかわらず、このアプリは多くの新米パパ、ママに安心感をもたらしている。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年1月5日