2016年1月6日  
 

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自分で自分を「抜擢」、就活シーズン卒業生の「ほら吹き」履歴続々登場

人民網日本語版 2016年01月06日16:27

学生会会員が幹部に、共産主義青年団員が共産党員に早変わり、短期の研修が有名校卒に。大学生の就職活動シーズンを迎え、履歴書の経歴詐称、学歴の水増しなどは公然の秘密と化し、競って詐称するといった現象を引き起こしている。新華社が伝えた。

連日多数の学校就職説明会を取材したところ、職を求める一部の学生のプレッシャーは少なくないことを発見した。ある卒業生によると、履歴書の水増しはコストが低く、確認は難しいので、多くの人が危ない橋を渡るということだ。騙して手に入れた仕事は当然不安を伴っており、このような好ましからぬ気風が蔓延することで、企業側の採用コストがアップするだけでなく、社会の公平さにも深刻な被害を与えている。

「経済への下方圧力が強まり、大企業も採用を減らしている。就職が簡単なわけがない」とある学校の就職説明会上で多くの大学卒業生が今年の求人市場の厳しさを感じていた。一部の党・政府機関、事業機関と企業の就職説明会では、直接「学生幹部優先」と明記されていたり、政治的身分に明確な規定を設けているところもある。

誰も一次選考で落ちたいとは思わないはずだ。取材を進めていくと一部の卒業生は就職のチャンスを得ようと、履歴書の情報を大げさにして水増ししていた。新卒生のフォーラムでは「履歴書を偽装しないなんて大馬鹿者だ」と発言する学生までいる始末。

黒竜江万家宝鮮牛奶(投資)株式公司の人的資源部の程雨佳氏によれば、現在卒業生の履歴書の水増し傾向は少なくなく「私が見た履歴書の中で5通に1通は内容が疑わしかった」と語った。


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