1月5日、現場検査を行っている警察官
寧夏回族自治区銀川市党委員会、市政府は5日午後3時頃、記者会見を開き、「1・5」路線バス放火事件の死者が17人にのぼったと発表した。地元公安当局は初期段階で犯罪事件として調査を進めており、容疑者の男を逮捕した。善後処置は現在も続いているという。新華社が伝えた。
銀川市党委員会常務委員、常務副市長の馬凱氏は、同市で発生した「1・5」路線バス放火事件による死者の数は、14人から17人に増えたことを明らかにした。馬氏は、「関係当局が現場調査を進める中で、改めて3人の遺体を発見した。17人の死者のうち、男性は8人、女性は9人。この他32人が負傷し、男女それぞれ16人で、年齢は20歳から65歳まで。負傷者は寧夏医科大学総合病院に搬送されて現在も治療を受けている」と発表した。
同病院の賈紹兵副院長によると、同病院は事件発生後即時緊急通路の確保や200余名から成る専門チームの編成を含む緊急体制をとり、全力で負傷者の治療に当たっている。搬入された32人のうち、火傷の状態が深刻な6人が集中治療室(ICU)に運ばれ、このうち1人が重体で、その他の26人の容態は安定してきていると紹介した。
同市公安局の史躍文副局長は、放火事件発生後、公安当局は即時緊急対策を講じ、現場調査・検証や聞き取り調査など初期調査を経て、銀川301路線バス放火事件は犯罪事件として認定していると述べた。
現在、被害者リストはまだ発表されておらず、遺族は公安当局と直接連絡を取って確認する必要がある。被害者リストはDNA鑑定を経た後に公安当局が発表する。また、警察の2時間余りの捜査を経て、5日16時30分頃、馬永平氏が容疑者として同市内の賀蘭県で取り押さえられている。(編集IM)
「人民網日本語版」2016年1月6日