関係者の説明によると、15年12月末現在、ベトナム航空の保有機材は87機、運航路線は国際線が29路線、国内線が21路線に上り、日本では成田、中部、関西、福岡の各空港に就航する。ベトナム航空は日本航空(JAL)とコードシェア便を運航しており、ANAの出資受け入れ後はJALとの協力関係を見直すことが予想されるという。
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の報道によると、ANAグループはここ数年、アジア市場での配置を加速させており、韓国、ミャンマー、インドネシアなどの国営航空会社との協力を模索し、アジア市場でのシェア拡大を目指してきた。
ANAホールディングスの片野坂真哉社長は、「他のアジアの航空会社の株式を取得する、共同運営を展開するなどして、アジア航空観光市場でのシェア拡大をはかりたい」と話す。
また片野坂社長は、「現在、弊社はアジアの航空会社数社と接触中」と明かす。ANAの親会社が発表した財務報告によると、昨年4~9月は純利益が前年同期比51%増加したという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月14日