2016年1月15日  
 

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デザイン界の寵児となった「中国テイスト」 (2)

人民網日本語版 2016年01月15日14:57

季氏にとっての「優れたデザイン」とは、人間と空間とのマッチングであり、このようなコンセプトは、彼が中国伝統文化を熟知し、それを継承していることから来ている。彼が以前、上海にある5つ星ホテルのために構想を練った「中国生活」では、各階の配置から客室の構造に至るまで、「中国式個人住宅」のデザインデザインが取り入れられた。デザインに対する彼のインスピレーションは、中国の伝統的な住宅様式・四合院に対する綿密な観察と思考から生まれたという。このような伝統的な建築様式から構築された家族関係に思いを馳せた彼は、客室から人々が何かを感じ取れるような部屋をデザインしようと決心した。ホテルの客室デザインを細かく見ると、「天窓」など中国建築の伝統的要素が盛り込まれていることが容易に見て取れる。

コンセプトにおける中国文化と西洋文化の融合以外に、中国系デザイナーは、東洋と西洋の素材上での最高の組み合わせにトライした。中国系宝飾デザイナーの羅啓妍氏は、メノウ、玉石、琥珀、真珠など東洋の素材をアクセサリの全体デザインに取り入れ、カラフルな宝石をアクセサリデザインの中心に据えるやり方を最初に提唱した。作品に使われている「ストーン(石)」は、一粒ずつを見てもどうということはないが、前漢時代や戦国時代の産物であるかもしれないことから、アクセサリとしての風格を大いに引き上げ、東洋・西洋両方の政治界・ビジネス界で一世を風靡した。

生き生きと躍動する「東洋の美」は、独特の雰囲気と古代と現代の魅力を合わせ持つことから、次第に国際デザイン界の寵児となりつつある。近い将来、中国系デザイナーがリードする中国文化と西洋文化を結び付けたデザインが、ファッション界の「台風の目」となるかもしれない。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年1月15日


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