中国では近年、日本への旅行ブームが続いている。統計によると、2015年、訪日外国人観光客数は1973万7400人で、消費額は3兆4771億円だった。うち、中国大陸部からの観光客は499万3800人だった。現在、春節(旧正月、今年は2月8日)に合わせた7連休を目前に控え、日本の各商業施設は中国人観光客を迎える準備を済ませている。では、初めて日本を訪問する中国人観光客は、どうすれば安心で快適な旅行を楽しむことができるのだろう?以下にその秘訣をまとめてみた。中国青年報が報じた。
まず、安全な交通手段を確保することだ。冬になると、北海道や長野県、新潟県など、スキーのリゾート地が人気となる。しかし、これらの地域は冬になると、天気が変わりやすく、雪害なども発生しやすくなる。大雪などで交通機関がマヒすれば、救助も難しくなる。そのため、目的地や沿線の気象状況に注意し、確実な交通機関を選択することが重要となる。その他、外国人観光客の急増により、日本は現在、バスやその運転手・乗務員が不足する事態に陥っている。
次に、体調を整えることも大切だ。日本は細長く、地域によって風土も異なる。また、アレルギー源となる自然環境や食品、季節性のウイルスなども少なくない。初めて日本に行く旅行者は、体調を確保するために気を配らなければならない。病院に行く必要が生じたなら、大型総合病院の数は少なく、街の診療所などの紹介状がなければ診てくれない病院もあるため、できるだけ日中に行かなければならない。診療所などは診療時間が決まっており、週末は休みとなり、夜間の診察は全く行っていない。