輸入商品の関税引き下げ措置が目下、積極的に進められている。2015年6月1日から、中国は衣類、靴類、スキンケア用品などの日用品の一部について輸入関税を引き下げ、平均引き下げ幅は50%を超えた。今年1月1日からは、さらにスーツケースなどの輸入日用品16品目の関税も引き下げた。2016年度「関税実施プラン」では、家庭用カートリッジ式浄水器の暫定税率が12%から5%に引き下げられる。
ブランドと品質の向上はどちらも大切だ。中国軽工業連合会の王世成副会長(事務局長を兼任)は、「中国企業が国境を越えて一流ブランドを合併買収(M&A)したり大量に調達したりすること、M&A方式を通じて優れたブランドの研究開発、デザイン、販売などの力をつけ、産業の発展にプラスになることを奨励する」と話す。
また趙研究員は、「国境を越えた消費の適切な回流を誘導する中では、供給側の改革において流通と生産の両方の改善の推進に特に注意を払う必要がある。一方では流通分野のコストを持続的に引き下げ、一連のディスカウント店などを発展させることが必要だ。また一方では生産能力を引き上げ、商品の技術力や外観などのバージョンアップを通じて、消費者の体験式消費に向けてよりよい環境作りをする必要がある。国の関連措置を積極的に推進することや消費者がますます理性的になることにより、国境を越えた消費はある程度回流することになる」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年2月6日