杭州霊隠寺で求人募集「僧侶資格なくても女性も可」　ネット上で話題沸騰 (2)

〇仕事をする雰囲気はどんな感じ？

寺院には、伝統的なルールがしっかり伝えられている。たとえば、食事は「過堂」と呼ばれており、時間が決められている。毎日正午に、木製の丸い板が打ち鳴らされ、食事の時間が来たことが告げられる。食事中は一言も話をしてはならず、汁物やごはんを食べる所作もすべて決まっている。

寺院での仕事に就くと、掃除・受け答え・立ち居振る舞いの全てについて、一から学ぶ必要がある。全体的に、ゆったり・ゆっくりと、静かに、恭しい態度で物事を行わなければならず、心身の修養にうってつけだ。

霊隠寺文化宣伝部の担当法師は、謙虚な面持ちで、「今回の募集で、文化宣伝部の職員に編集などの専門業務を指導できる人材が得られることを期待している。仏教文化に対する理解は、ほんのわずかな基礎さえあれば良い。寺院で仕事を始めれば、自然に目や耳で覚えられる。報酬は、応募者各人に希望額を申告してもらうことにしているが、寺院では、あまり高給を出すことはできない」と話した。

今回の募集は男性限定なのだろうか？否、女性も応募できる。現在、文化宣伝部で働いている女性もいるという。ただし、霊隠寺は男性を採用する傾向が高いことから、男性の方がやや有利かもしれない。（編集KM）

「人民網日本語版」2016年2月15日