米国の同時多発テロ事件が発生してからすでに14年の月日が経っているが、人々に与える被害は今も続いている。「ニューヨーク・ポスト」が報じたこのほど公表された最新の公式データによれば、当時地上で救助活動や清掃に参加した約3700人の消防員、警察、清掃スタッフが癌患者と診断されており、この数字は今後も上昇する見込みということだ。生命時報が伝えた。
同時多発テロ事件の救援スタッフに関わらず、多くの職業がその仕事の性質やその特殊性から癌リスクが高まる。これら「職業癌」について、関係者は注意する必要がある。
炭鉱、石油、化学工業、鉄鋼等に従事する人々は肺がんリスクが高めである。首都医科大学肺がん診療センターの支修益センター長は「炭鉱や油田の採掘、掘削、清掃、輸送等のプロセスは大量の粉じんや有害物質が生じやすく、労働者は長年にわたって粉じんや混合粉じん、その他有害物質を吸入し続けることで、肺に傷害が起こりやすい。一般的にこの種の仕事に20~30年以上従事し、しかも第一線で長期間働いている場合、肺がん患者のハイリスクグループとなる」と取材に答えた。