秋生まれの人は比較的長寿だ。研究によると、秋生まれの人は春生まれの人より寿命が長いという。人を形成する初期段階において接触する環境によって、寿命に影響するという。春生まれの赤ん坊を例にとると、その母親の冬の妊娠期に摂取する栄養は十分ではない上に日光にあたる機会も比較的少なく、人体を生成するビタミンDが相対的に減少する。これらの要素が赤ん坊の健康に影響を及ぼす。ドイツのマックス・プランク人口研究センターが発表した調査でも秋生まれの人はより寿命が長く、高齢時にも病気にかかりにくいという結果が示された。このほか、英国の研究でも9月生まれの子供はその他の月に生まれた同年齢の子より一般的に学業成績が優秀であると発表されている。
冬生まれの人は不眠症になりやすい。北京大学第三病院睡眠センターが「慢性不眠症患者の誕生月分布調査」を実施したところ、同病院で慢性不眠症と診断された患者のうち40%以上の人が冬生まれで、最も少ないのは夏生まれの人でわずか16%だったという結果が出た。研究者は冬の天気は寒く、昼夜の長さも差が大きいなどの要素が主に胎児の脳の発育に影響していると考えている。デンマークの研究者は冬生まれの人は精神疾患を発症しやすいという事を発見した。統計を分析すると、冬生まれの人が統合失調症やうつ病を患う比率は他の月に生まれた人より8%高い。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年2月18日