日本では今年夏に参議院選挙が行われ、半数の議席が改選される。安倍晋三首相は憲法改正に向けて連立与党で3分の2の議席を獲得したい考えを繰り返し表明している。衆議院では連立与党と野党を含む改憲勢力はすでに3分の2を超えており、参議院でも3分の2を超えれば憲法改正の国民投票を開始することができる。この野心を阻止するため、野党は理念の争いを棚上げにして再編し、連携して憲法改正に反対する勢力を拡大せざるを得ない。
民主党、維新の党など野党5党は19日「憲法違反」を理由に「平和安全法制整備法」と「国際平和支援法」の廃止を求める法案を衆議院に共同提出した。日本メディアはこれについて、安保法に反対して協力する野党の姿勢を明らかにするもので、同法の廃止が夏の参院選の争点になると報じた。5野党は23日に会談し、安保法と憲法改正に反対する勢力を形成する方法について話し合った。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年2月25日