日本の最大野党・民主党は24日に臨時常任幹事会を開き、維新の党との合流を了承した。維新の党が党内手続きを終えた後、両党は改めて党首・幹事長会議を開き、正式に合流段階に入る。双方は早ければ3月に合流して新党を結成し、夏の参議院選挙で与党と拮抗する勢力を形成したい考えだ。人民日報が伝えた。
民主党と維新の党は23日に合流計画を発表した。維新の党は解散後に民主党に合流。民主党の内部組織・派閥は維持されるが、党名は変更され、双方は「新党協議会」を設立して新たな党名や党綱領などを決定する。新党結成を示すため、民主党議員は離党後に改めて入党する。
民主党は日本の最大野党であり、維新の党と合流すれば、両党の衆議院での議席は93に達する。両党はこれによって参議院選挙で与党自民党と拮抗する勢力を形成したい考えだ。自民党は参議院の242議席中116議席を有する。
二大野党合流の背景には自民党一強がある。昨年9月、与党自民党は議席の優勢によって、国民と野党の強い反対の声の中、集団的自衛権の行使を容認する安保関連法案を強行採決した。