じゃがいもは小さいが、大きな産業だ。中国農業科学院が25日に開催した、じゃがいも産業開発ハイレベルシンポジウム・成果発表会で発表された情報によると、中国は近年積極的にじゃがいも産業の開発を推進し、段階的な成果を手にしている。主食の加工に適したじゃがいもの新品種10数種類を選び、マントー、麺、ビーフンなどの伝統的な大衆主食製品に使用する馬鈴薯でん粉の比率を、10%からそれぞれ70%、45%、55%に高めた。新華社が伝えた。
中国農業部(省)は「栄養で消費を導き、消費で生産を導く」という理念を掲げ、じゃがいも産業の開発を積極的に推進し、段階的な成果を手にしている。科学研究企業の連携を強化し、一連の主食製品を開発した。そのうちじゃがいもマントーは北京・天津・河北の600店舗以上のスーパーで販売されている。中央財政は昨年、1億元(約17億2000万円)の特別資金を拠出し、じゃがいもの中心的な生産地、主食製品の消費の潜在力を持つ北京や河北省などの9省(直轄市を含む)で、じゃがいも主食開発の試行を行った。一連のモデル企業を設立し、各地の消費習慣、異なる消費者に合わせたじゃがいも製品を開発し、消費者の認知度を高めた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月26日