2016年3月4日  
 

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国連安保理の対朝決議に見る責任ある大国としての中国 (2)

人民網日本語版 2016年03月04日14:08

最後に、中国は決議の役割について客観的な位置づけをしている。中国は国連決議は朝鮮半島の摩擦ともめ事を解消できるものではなく、朝米間の敵対感情を解消することもできないと考えている。朝鮮半島核問題を根本的に解決するには、交渉の軌道に戻らなければならない。決議は交渉の新たな出発点および「地ならし」となるべきだ。このために中国は朝鮮半島非核化と停戦・和平メカニズム転換の並行推進構想を打ち出し、朝鮮側の安全保障上の懸念を含む各国の合理にかなった懸念に配慮し、非核化の実行に尽力している。中国が打ち出したのは全面的で系統だった案であり、大国の知恵を体現している。

また、中国は朝鮮半島および地域の平和と安定を注視している。中国は常に、自制を保って朝鮮半島に戦乱が生じないようにすることを各国に呼びかけ、協議再開への努力を放棄せず、朝鮮半島の平和・安定に対する責任を放棄しないよう各国に提案している。中国はまた、混乱に乗じて自国のみの利益実現を図り、朝鮮半島問題の政治的解決に向けた国際社会の努力を破壊してはならないと一部の国に明確に警告している。

国連安保理常任理事国として、中国は国連憲章の趣旨を堅持し、正義を守り、安保理決議の取りまとめに積極的に関与した。中国は6カ国協議議長国として、引き続き平和的方法による紛争解決を促し、朝鮮半島問題で責任ある大国としての役割を発揮した。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年3月4日


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