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王毅外交部長訪米は重要な訪問 中国側の開かれた姿勢を体現

人民網日本語版 2016年02月26日13:22

中国の王毅外交部長(外相)が23~25日に訪米し、朝鮮半島核問題、南中国海情勢などの問題について米側と意見交換し、中国の立場を明らかにした。中国の専門家は「王部長の今回の訪問は中米関係発展の重要の時に行われた重要な訪問であり、開かれた意志疎通という中国側の姿勢を体現した」と指摘した。中国新聞網が伝えた。

王部長の訪米の意義について、中国国際問題研究院の阮宗沢副院長は「意志疎通は協力レベルでも問題レベルでも体現される。中米間のいくつかの先鋭な問題について、緊密な意志疎通を継続してこそ中米関係の安定的発展を維持できる。今回双方は重大な問題についていずれも準備をして望んだ。こうした意志疎通は双方の政策の予見可能性も強化する。したがってこれは重要でタイムリーな訪問であり、中米協力の推進、中米間の溝の有効な管理・コントロールに積極的な役割を果たした」と述べた。

第1に、今回の訪問は中米間の上層部意志疎通の一部だ。今年中米間には重要な上層部交流がある。中国指導者はワシントンで行われる核安全保障サミットに出席する可能性があり、オバマ大統領も中国でG20サミットに出席する可能性がある。上層部交流は中米関係の安定した緊密な発展の維持にとってプラスだ。

第2に、中米間の問題について率直で踏み込んだ対話を行うことは中米関係発展の重要な一部だ。阮氏は「中米間には協力関係もあれば、問題・溝もある。重大な問題について積極的で踏み込んだ交流を継続することも、中米関係にとって貢献となる」と指摘した。

阮氏は「最近の米国の南中国海における措置および中国の島・礁建設への口出しなどについて、中国は速やかに米上層部に直接意見と見解を表明した。これは溝を管理・コントロールする非常に重要な一環だ。今回の訪問で王部長は様々な場で直接主題に言及し、鋭い指摘をした。これは中米間の溝を管理・コントロールする重要な方法だ。単刀直入に話し、米国による挑発の危険性、米国のダブルスタンダード、および主権と領土の一体性を断固として守る中国の立場をある程度表明することは大切だ」と述べた。

阮氏はまた「王部長の訪問は中国の立場を明らかにするうえでも世論に対する誘導となった。現在存在する中米関係についての多くの憶測的報道は正確性を欠く。王部長とケリー長官は記者会見を通じて各自の姿勢を明らかに表明し、いくつかの憶測を取り除き、何が泡沫であり、何が真の問題であるかを示した。これは世論に対して重要な誘導役割を果たす」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年2月26日

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