2016年3月10日  
 

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人民日報がBBCのドキュメンタリーを論評、「画風逆転に驚き」 (2)

人民網日本語版 2016年03月10日11:22

先日20カ国財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)に出席するため訪中した英財界のある人物は、「経済学者の口癖は『米国がくしゃみをすれば全世界が風邪を引く』だったが、過去12ヶ月の情況を見れば、中国が『鼻をすする』ことに対する世界の『免疫システム』はこれまでの想像以上に敏感になっていることが分かる」と表現している。

中国の一挙手一投足でも世界に大きな影響を与えることや、日進月歩の変化を多く語る必要はない。もし一部の西側メディアが依然数十年前の視点と考え方を持ち、中国を見定める際は非難と偏見が貢献と協力に勝っていれば、絶対に時宜にかなわないものである。

「Chinese New Year」がBBCのスクリーンに流れ、「いつもと違う」中国社会、目まぐるしく変化する中国、秩序立った社会ガバナンス、親切で温かい「正常な国」を前に、中国人のみならず多くのお茶の間の外国人が意外に思っただろう。英国は汽車の誕生地であるにも関わらず、英国より遥かに先進的な高速鉄道が中国に存在する、不思議に思うかもしれないが、英国人にとってそれは初めて知る事実なのだ。

立場を予め決めたり、偏見を前提に相手を観察すれば、目に入ってくるものは必ず真実とかけ離れたものになる。客観的かつ誠意を以って見つめてこそ、真実に歩み寄ることができる。この点は中国の鉄道に関するもう一つのエピソードを思い起こさせる。9年前の日本のNHKのドキュメンタリー「中国鉄道大紀行」の中で、俳優の関口知宏が列車に乗り込み、中国の一般市民と談笑したり、食事をしたり、仕事をしたりする。何のプランもないシンプルを極めた光景が広がるも、日本ないし西側で大きな反響を呼んだ。日本の視聴者は中国の大自然に魅了され、中国の人々の温かさに心を打たれ、中国への誤解と現実のギャップに驚嘆したのだ。

中国と向かい合う際、「目的」を持つ必要はないが、必ず全面的に、深く、できれば気楽に見ることを勧める。海を一つ隔てただけの国でもこうなのだから、遠く離れた国となれば誤解は一層大きく、地球村の東と西の間には、依然多くの溝が横たわっている。来ても来なくても、中国はそこにある。しかし、一度来て体験してみると、そこにはそれまでと異なる見方が生まれる。「Chinese New Year」が世界にもたらしたものは、ただ見ごたえのあるドキュメンタリーであるだけでなく、改めて中国社会を映し出す鏡なのである。(編集IM)

「人民網日本語版」2016年3月10日


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