2016年3月23日  
 

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キッシンジャー氏とザッカーバーグ氏の「中国との縁」

人民網日本語版 2016年03月23日13:16

北京釣魚台国賓館14号楼で19日、御年93歳の米ヘンリー・キッシンジャー元国務長官が集まった多くの聴衆に向け、弁舌滑らかに意見を述べていた。これと時を同じくして、壁1枚隔てた部屋では、若干32歳のFacebook創業者兼CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏がゲストとして訪れていた。人民日報海外版が伝えた。

年に一度の「中国発展ハイレベルフォーラム」には、毎年世界各国の卓越した人物が多く集まり、中国の発展について検討する。キッシンジャー氏の中米国交樹立に向けた「氷を砕く旅」から、世界中のエリートが頻繁に中国を訪れて交流する現在に至るまで、世界の中国発展に対する興味はますます強まっている。

▽2つの世代のエリートの「中国との縁」

キッシンジャー氏とザッカーバーグ氏は、中国と密接な関係を築いた2つの世代の米国エリートだ。年齢は60歳あまりの差があるが、どちらもハーバード大学出身で、中国について語ることが好きだ。

かつてニクソン大統領特使として訪中したキッシンジャー氏は今や、中米外交の「生きた化石」となっている。中米両国が「トゥキディデスの罠(トップの大国と台頭してくる国の間に起こる衝突)」に陥らないかどうかについて、キッシンジャー氏の回答は明瞭だ。彼は、「この考えは米中関係には当てはまらない」との見方を示す。「米中関係を発展させるには、長期的な視点が必要だ。米中は協力パートナーであり、ライバルではない。これは私が期待することだ」。


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