2016年4月25日  
 

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上海タワー、近くパーシャルオープン (2)

高度583.4メートルの「上海の慧眼」

人民網日本語版 2016年04月25日14:37

まず、高さ30メートルに達する「慧眼」の造形に、見る人は非常な「目新しさ」を感じる。今までに見たこともない外観は、見逃せないポイントだ。重さ1千トンもある「スーパー・ビッグマック」は、「吊り具」「おもり」「減揺システム」「主体構造保護システム」の4つの部分で構成されており、今のところ世界で最も重量の大きい「揺動式」TMDである。「おもり」と「吊り具」がひとつの巨大な複振子を形成しており、それと主体構造が共振することで、建物の揺れを制御することができる。

上海タワー建設発展有限公司のチーフエンジニアを務める葛清氏は、「従来のTMDが、機械の原理を利用していたのと異なり、上海タワーは、世界で初めて、電磁の原理を応用したTMDを導入した。上海材料による同装置の自主研究開発によって、世界のTMDの空白が埋められた。これは技術面でのグレードアップであり、今後、建物内にいる人々の90%が、かなり大きな揺れに対してもそれほど不快に感じることはなくなる。上海タワーは、全国最高レベルの科学普及・教育基地でもある」と話した。

●観客数百人を収容可能なコンサートホール

「上海の慧眼」のてっぺんには、「丸い穴」があり、大空を直接仰ぐことができる。葛清氏は「空に最も近いこの場所に立つと、誰もが心が落ち着く感じがするだろう。上海タワーは今、世界中からオリジナルの音楽作品を募集している。今後、素晴らしいメロディーを聴きながら、人々は、『天人合一思想(人と自然・宇宙との統一感)』における境界を体感することができる」と続けた。

また、上海タワーは、世界中の素晴らしい「自然界の音」が、ここで披露されることを歓迎している。配慮の行き届いた音響学デザインによって、「上海の慧眼」TMDフロアーは、音楽家の創作に対する情熱を満足させると同時に、200人から300人の観客を収容することができる。


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