拡大し続ける「微商(微信を利用して販売・宣伝を行う新ビジネスに携わる人)」クラスターは、今や、微信のグループトーク機能のモーメンツで一定数を占めるようになり、「ショッピング」は微信プラットフォーム上での際立った機能となっている。だがモーメンツを利用したショッピングが原因で生じた消費関連トラブルも、年を追って増加傾向にある。中国青年網が報じた。
中国青年報社会調査センターは先週、2千人を対象としたオンライン・アンケート調査を実施した。調査の結果、「微信でショッピングの経験がある」と答えた回答者は全体の69.9%に上り、「微商を信頼している」とした人は39.8%、「微信モーメンツでのショッピングで、日々の生活がより便利になった」と考える人は41.0%にのぼった。また、60.1%の人が「購入前に商店の信頼度や誠実さを確認した方が良い」と考えている。
●「微信モーメンツでショッピング経験あり」69.9%
深センで働く若いホワイトカラーの曾慶露さんは、自分はモーメンツで化粧品等を販売する微商の常連客だと明かした。「顔につけるものをネット上で安易に購入するのは怖い。商品について熟知している知人を介して入手することは、最も信頼できるやり方だ」と彼女は話す。
ある国有企業の社員である梁萱さんも、モーメンツで代理購入をしている知り合いを通じて、海外製品をたびたび購入しているという。「自分で海外通販サイトにアクセスして購入するよりずっと便利だ。私も友人たちも信頼のおける微商を紹介し合っている」と梁さん。
調査によると、回答者の69.9%は、「今までに微信モーメンツでショッピング経験がある」と答え、「ショッピング経験はない」とした人は30.1%だった。「微商」に対する信頼度に関しては、「非常に信頼している」は5.7%、「まあまあ信頼している」は34.1%、「どちらでもない」は42.2%だった。また「あまり信頼していない(13.8%)」あるいは「全く信頼していない(4.2%)」と答えた人もいた。