2016年8月11日  
 

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人民網日本語版>>経済

TPPが日本経済にもたらす意義は? (3)

人民網日本語版 2016年08月11日09:45

「だが、同時に、TPPが日本経済にもたらすものは、『福音』ばかりではない。まず、農産物が打撃を受けるであろう。TPPへの参加により、日本がある程度の打撃を受けることは避けられない。このため、農家の利益代表である『農協』は、TPP参加に激しく反対した。農産物関税の軽減・撤廃により、海外の廉価な農産物が日本市場に大挙して入ることになり、生産コストが高い国内農業が打撃を受けることは目に見えている。農家は自民党にとって選挙の際の『頼みの票』であり、その農家が打撃を受けると、自民党政権を支える基盤に脅威がもたらされる。次に、食品安全に関する問題がある。TPP発効後、大量の外国産農作物や食品が日本に入ってくるが、日本人はそれらの安全面での問題を非常に心配している」

「TPP発効後、アジア太平洋地域の貿易と投資はいっそう活発になり、日本経済に対する長期的なけん引効果も生まれるであろう。だが、当面の実際的な効果は必ずしも大きいものではない。全体的に見て、TPPが日本経済にもたらす意義は実際的な意義より象徴的な意義の方が大きいようだ」。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年8月11日


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