中国人の学生が日本の専門学校に入学する方法
中国人留学生が日本の専門学校に入学するには、大学へ入学する場合と同じで、一定の日本語能力を備えていなければならないほか、志望する専門学校の試験に合格しなければならない。日本の専門学校を卒業して得られる学歴は、今のところ中国の教育部(省)に認められていないものの、留学生は卒業後、日本企業に就職することができる。以前の日本の法律は、専門学校の卒業生は就労ビザを取得できると規定していたものの、一旦帰国してしまうと、中国国内の日系企業に就職したとしても、学部卒業以上という要求を満たしていないため、再び日本に行って就職するのは難しかった。しかし、11年に、日本は法律を改正し、専門学校の卒業生は帰国したとしても、専門士の資格を有していれば、再び日本に来て就職できるように規定した。この法律の緩和により、日本の専門学校への留学という、非常に実際的な道を選ぶ中国人留学生が増加している。
ある商科の専門学校の留学生募集担当者は取材に対して、「日本は少子化が進んでいるため、学生が減っている。そのため、留学生呼び込みのために工夫をしている。例えば、留学生に専門的な知識だけでなく、日本の文化や社会についても教え、在学期間中に、働きながら実習できる企業を探してあげることで、卒業後に日本で就職しやすいようにしている」と説明する。このような取り組みは留学生にも人気で、専門学校の柔軟な経営は功を奏している。そして、専門学校を卒業した留学生は、日本の大学で博士号の学位を取得した留学生より、仕事を見付けやすいという現象が起きている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年9月14日
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