同映画の主人公・石橋健太郎は美術の教師で、結婚して間もなく、徴兵された。1933年、石橋はある戦闘に参加し、所属する部隊の唯一の生存者となる。あたり一面死体が転がる中、這い上がった石橋を、近くの村に住むある中国人女性が救出する。しかし、村の人々は日本軍を倒した英雄と勘違いし、彼は陣営、ひいては国境を越えた善良さを感じることになる。しかし、人間性を踏みにじる戦争を前に、その温かさは一瞬のものとなり、石橋の友情、愛情、家族に対する思いなどへの希望も粉々にかき消されてしまう。
「平和な時代に生きていると、多くの人は戦争についてあまり知らず、それについて考えることもあまりない。日本兵の日記や回想録を読み、ある日本兵を中心にし、特殊な視点から戦争の残酷さを描くことで、戦争について深く考えるよう促し、平和を呼び掛けることにした」と関監督。
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