国産ジェット旅客機「C919」が昨年11月にラインオフして1年が経過し、C919の「ハーフの兄弟」の開発がこのほど開始された。中国商用飛機有限責任公司は第11回珠海航空ショーで、中ロ双方が長距離ワイドボディ機の開発を正式に開始したと発表した。同機は上海で組み立てられる。北京日報が伝えた。
ワイドボディ機とは何か?ワイドボディ機は機体の直径が大きい場合が多い。一般の乗客にとってもっと分かりやすく説明すると、機内の座席数が多く、通路が2本あるという特徴のことだ。ちなみに、昨年ラインオフしたC919はナローボディ機だ。
中ロの長距離ワイドボディ機の基本型の航続距離は1万2000キロ。C919の最大航続距離は5500キロのみで、その2倍以上となる。このワイドボディ機の座席数は280に達し、ボーイング787、エアバス350などの機種に相当する。
なぜ中ロが共同開発するのだろうか?中国商用飛機ワイドボディ機プロジェクトチーフマネージャーの郭博智氏は「ワイドボディ機は非常に複雑で先進的な製品であり、ほぼすべての工業ジャンルを含んでおり、中ロ双方は各分野でそれぞれ長所を持っている。この協力は人的資源のメリットがあり、双方の技術力を融合することができる。また双方の資源を合わせることで効率を上げ、開発を早めることができる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年11月3日
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