中国青島海洋国際ハイレベルフォーラムで26日、「中国主要沿岸部都市海洋科学技術革新評価」が発表された。中国科技網が伝えた。
これらの評価は革新への投資や産出、応用、環境という4指標に基づく評価で、沿岸部の20都市(広州、湛江、深セン、海口、福州、厦門(アモイ)、■州(■はさんずいに章)、舟山、杭州、寧波、上海、塩城、煙台、威海、青島、天津、大連、汕頭、泉州、三亜)をその評価対象とした。
「革新への投資」を見ると、中国の海洋科学研究経費が近年急増している。評価では青島市が首位で、上海、大連、広州、天津が2~5位を占めた。
「革新の産出」は、都市の科学研究革新力を示す指標だ。具体的には研究開発の成果、すなわちプロジェクトと特許の件数によって示される。プロジェクト件数を見ると、青島が216件で2位に大差をつけて首位となっている。
特許件数を見ると、青島はその他の都市を大幅に上回る689件となっている。青島、上海、広州は、大学及び科学研究機関の海洋科学技術革新力がその特許のサブ指標で上位を占めた理由だろう。
「革新の応用」は、都市の科学研究転化能力を示す。具体的には技術市場取引件数、100万海洋馳名商標の保有量、海洋ハイテク産業の工業総生産額に占める割合、海洋関連企業の新設数によって示される。青島市は海洋技術市場取引件数で、2位以下に大差をつけた。また、上海市は海洋関連企業の新設数が50社で首位になり、現地の海洋産業の力強い発展の勢いを示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月28日
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