国務院関税租税則委員会は、国務院第4回常務会議の決定に基づき、「2018年5月1日より一部の輸入薬品に対する関税の調整を実施、28種類の薬品に対する輸入関税を撤廃する」とする通知を発表した。暫定税率方式の対象となるのは、抗がん剤を含むあらゆる一般薬品のうち、抗がん作用を備えたアルカロイド類医薬品で、輸入製薬の中には税率がゼロとなるものもある。人民日報が伝えた。
税率改定後、安宮牛黄丸など中国特産薬品や一部のアルカロイド類医薬品など少数の品種を除き、圧倒的多数の輸入薬、特に現在輸入されている抗がん剤はいずれも関税ゼロの対象となる。抗がん剤の生産コストや輸入プロセスでの増値税負担が大幅に減少し、政府による一括購入システムが導入され、輸入新薬、特に抗がん剤が医療保険対象薬リストに速やかに組み入れられるようになり、新薬の輸入・市場販売が加速されるなど各種総合的措置が続々と発表されることが見込まれ、国内の患者、特にがん患者の負担がいっそう削減され、選択肢も大幅に増えることが期待されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年4月25日
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