ワールドカップ・ロシア大会が盛り上がりを見せる中、世界各地でサッカーブームが巻き起こっている。日本でも、公園などがサッカーをテーマにしたコミュニティパークとなり、来場者がスクリーンを通してワールドカップの試合観戦、サッカー文化の体験を行っており、関連の小売業、飲食業もワールドカップ特需に沸いている。今回、東京お台場に開設されているサッカーをテーマにしたコミュニティパーク「DAIBA FOOTBALLFANZONE(ダイバフットボールファンゾーン)」を取材した。
フットボールファンゾーンには、大会関連ブースの「FIFA AREA」と、日本代表のオフィシャルライセンスグッズ販売などが行われる「FOOTBALL FAN AREA」、大会出場国のフードとドリンクが用意される「WORLD FOOD & BEER GARDEN」の3エリアが設けられている。お台場は東京湾の近くで、人気の観光地。そのため、6月14日に同ゾーンがオープンして以降、日本人のほか、多くの外国人観光客も訪れている。
フットボールファンエリアでは、VRでサッカーのキーパー体験ができる体験型コンテンツが大人気となっている。1人1回無料であるため、朝から晩まで多くの人で賑わっている。
イベント企画者は、「日本人でも外国人観光客でも楽しんでもらえる。日曜日には1500人ほどが訪れて、VRサッカーを体験している。普段は体験することができない、キーパーの世界を体験できる」と説明する。
VRサッカーのほか、同パークにはフットボールケージも設置されており、ドリブルやシュートの体験ができる。
ワールドフード&ビールガーデンでは、サッカーの試合を見ながら、各国のグルメを食べるという、ワールドカップ開催中ならではの体験も楽しめる。フットボールファンエリアには、各種ワールドカップ関連商品が勢揃いしており、多くの人で賑わっている。
日本にワールドカップがもたらす経済効果について、第一生命経済研究所の永濱利廣・首席エコノミストによると、「日本代表が決勝トーナメントに進出した場合、国内で215億の経済効果が期待できる。内訳はロシアへの観戦ツアー客、テレビなどの売上など」という。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年6月27日
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