四川工商技術学院のある寮を外から見ると、窓のそばにあるクーラーが緑の葉で覆われている部分がある。近くでよく見てみると、そこにはスイカやトマト、トウガラシなどができていた。実はこれ、大学1年の男子二人が作った「キャンパス菜園」だ。彼らは、「小さなスペースで野菜を栽培しているのは、生活に自然の要素を加えたかったから」と話す。
「キャンパス菜園」をしている同学院1年の胡開博さんは、バルコニーに置いてあるエアコンの室外機の上は、いつもは靴を置くための場所だったものの、活用できる小さなスペースであることに気づいた。そして、今年4月初め、寮長の胡さんは、「こんなに暑いんだし、そこでスイカでも作ってみよう」と思ったという。
アイデアは良かったものの、実際に野菜を作るというのはそれほど簡単なことではない。2ヶ月間、胡さんとルームメイトの鐘霖さんは4-5回失敗を重ねながら野菜の栽培を続けた。しかし、それでも諦めない二人は、インターネットで野菜の栽培方法を調べ、研究を重ねた。そして、約2ヶ月間丁寧に育てた努力が実り、ついにスイカを4個収穫した。スイカの直径は15センチ以上で、小さな実がまだいくつか成長中だ。「うまくできているか見てみたいと思い、一つ食べてみると、色はそれほど赤くないものの、とても甘く、水分も豊富だった」と胡さん。
スイカのほか、トマトとトウガラシも植えており、トウガラシはうまく育っていて、これまで5個収穫した。トマトはちょっと形が悪いので、もうちょっと研究が必要だという。
もうすぐ夏休みであるため、胡さんはそれらの野菜を他の場所で育ててもらう予定という。「新学期には花か他の果物を栽培して、このスペースを活用したい」と胡さん。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018年6月29日
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