山あり谷ありの中日関係 今後は上り調子へ (3)
中日友好活動家・西園寺一晃氏を独占インタビュー 西園寺氏は「日中関係について語るとき、政治と経済が両国の友好をけん引する原動力だといわれてきたが、それだけでは不十分だ」とし、国民感情の重要性を指摘。国民感情の改善に向けた重要な手段として文化の役割を挙げ、「孔子学院が文化交流の橋渡し役を担うことができる」と熱を込めた。「日中両国は文化交流を更に積極的に進めるべきであり、日本人はよりいっそう中国の美しい文化を理解し、中国人も日本の優れた文化を理解するべきだ。これ以外に、お互いに深く理解しあう方法はない。国民の視点から見た場合、最も重要なのは政治や経済ではなく文化だと個人的には考えている。この意義からすれば、中国の孔子学院や孔子の授業は両国の懸け橋として相互理解を促進する役割を果たせるだろう」
北京市対外友好協会と東京都日中友好協会がこのほど取り交わした「2013年度北京・東京友好交流活動に関する会合の覚書」の中には、環境保護や省エネ、農業、高齢化対策、青少年交流、中小企業間交流などの内容が含まれている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2012年12月19日