中国は世界に対して日本の誤った言動を明らかにしたが、一方の日本政府は詭弁を弄しただけでなく、民主・人権・国際法・中国の軍拡などを引き合いに出し、西側諸国や一部国際世論の中国に対する偏見を利用している。まるで、中国を民主・人権を守らず、世界からの仲裁を拒み、武力で現状を変えようと試みる国であるかのように仕立て上げれば、中国の観点や論点が信頼性を失うと考えているようだ。しかし日本の企みはすでに見破られている。安倍政権は戦後の国際秩序に挑もうとしているが、国際法を守る国を装っている。安倍政権は平和憲法の束縛を断ち切ろうと目論んでいるが、表面的には国際安全に貢献しようとするそぶりを見せている。安倍政権が中日関係を破壊し、地域の緊張を生み出し、中国脅威論をばら撒いているのは、憲法改正・軍拡の言い訳を作るためなのに、自ら「積極的平和主義」と称している。
国は信なくば立たず。歴史を正視せず、歴史を鑑としない国が、いかにして隣国からの信頼を得、アジア・世界の人々を安心させられるというのだろう?安倍首相は昨年の訪米中に、傲慢にも「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら呼んでいただきたい」と言い放った。国内の極端な民族主義を煽動するような政治家が、「積極的平和主義」を語ったところで誰が信じるというのだろう?日本が真の意味で「正常な国家」になるためには1つの方法しかない。過ちを認め、まともな道に立ち返り、態度を改め、実際の行動で尊重と信頼を獲得することだ。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年2月10日