2014年2月27日  
 

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日本の民衆、社会の右翼化を憂慮

 2014年02月27日14:13
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 日本の東京都美術館は先日開催した「現代日本彫刻作家展」で、安倍晋三首相の靖国神社参拝を批判した作品の撤去を作者の中垣克久氏に求めた。中垣氏の作品は一部を変更して、展示継続が可能となった。

 現地アナリストは「第2次大戦の侵略の歴史を正しく認識することを拒む日本保守勢力の行動は近年次第に公然化している。第2次安倍政権発足以来、日本社会全体の右傾化が一層深刻化している。美術館も『自己防衛』のために社会全体の雰囲気に迎合するほかなかった。これは非常に危険な現象だ」との認識を示した。

 変更を強いられた作品は「時代の肖像」というドーム状の作品。作品には「憲法九条を守り、靖国神社参拝の愚を認め、現政権の右傾化を阻止」と書いた紙が貼られていた。

 東京都美術館の佐々木交流係長は人民日報の取材に「この紙を見つけた美術館職員は、美術館の運営要綱に違反する可能性があると考えた。翌日、美術館上層部内で話し合い、作品の撤去を求めることを決めた。中垣氏が紙を剥がしたことで、展示を続けられるようになった」と述べた。

 小室明子副館長は「東京都の制定した美術館運営要綱は、作品が『特定の政党や宗教を支持または反対する場合は、使用させないことができる』と定めている。美術館側は来館者からのクレームを懸念し、撤去を求めた」と述べた。美術館側の言い分に対して、中垣氏は「美術館が芸術創作の自由を守らないのは、おかしい」と指摘した。

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