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低温が原因で児童10人以上に顔面麻痺 ハルビン

 2014年02月11日11:08
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 中国北方には、「旧暦12月7日と8日は余りにも寒くて顎が外れる」という、冬の極寒を表現することわざがある。国内最北の都市・黒竜江省哈爾濱(ハルビン)市では、昨年冬から今年の新春にかけて、10人あまりの子供が、朝眼を覚ますと「歪んだ口」になっていた。このように、子供の口や顔面が歪む症状が出るのは、ハルビンで続いている極寒天気が原因だ。中国新聞社が伝えた。

 ハルビン市児童病院関係者は10日、「これまで滅多になかった子供の顔面麻痺症状が、2013年冬から今までに続々と起こっている。これは、今冬の当市の超低温・厳寒天気で子供たちの身体が冷えきったことに加え、子供は咽頭や耳管が十分に発育していないことによる」と語った。

 同日、この病院に4歳になる女児「寧寧ちゃん」が来院した。1週間前の朝、眼を覚ました彼女は、「歪んだ口」になっていた。親によると、寧寧ちゃんは前日までは普通に笑ったり話したりしていたという。

 2013年冬に入り、ハルビン気象部門は寒波早期警報を何度も発令した。2014年春節(旧正月)前には、氷点下30℃の寒さが続き、最低気温が氷点下33℃を記録した日もあった。中国伝統の節気の上では、すでに「立春」が過ぎて春を迎えたが、ハルビンの気温は、今も氷点下20℃前後が続いている。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年2月11日

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