脳科学の最先端を見据える中国科学院脳科学卓越革新センターが、20日に上海市に設立された。同センターは中国科学院が全国で初設立した5つの卓越革新センターの一つで、生命科学分野における初のセンターだ。同センターは脳機能マップの作成に取り組み、発育性脳疾患、精神系脳疾患、退行性脳疾患のメカニズムを積極的に解明する。人民日報が伝えた。
世界保健機関(WHO)の研究報告書によると、アルツハイマー病、パーキンソン病、中風、うつ病などの脳疾患は、世界医療負担の中で19%という最高の比率を占め、心血管疾患およびがんを上回っている。
同センターは中国科学院上海生命科学研究院神経所が中心となって運営する。参加部門には、他にも中国科学院生物物理研究所、昆明動物研究所、昆明自動化研究所、武漢物理・数学研究所、深セン先進工業技術研究院、中国科学技術大学などが含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月21日