海抜3535mの高度に建設中の四川阿バ紅原空港で5日午後零時45分、中国国際航空の旅客機がテスト着陸を成功させた。紅原空港が運用能力を備える段階に進んだことを示す瞬間となった。「新華網」が伝えた。
阿バ紅原空港は、紅原県庁所在地の南西43kmの竜日バ草原にあり、阿バ自治州政府のある馬爾康県からは128kmの場所にある。
紅原県の嘉央羅薩・県長によると、紅原空港は2012年7月に正式着工。国内線の地域空港として作られ、離着陸エリアは4C標準に基づいて設計されている。3600mの滑走路と3600平米のターミナル、3カ所の駐機場が新設され、さらに通信や誘導、消防救援などの施設も配備される。完成後は、阿バ州の2つ目の空港として、阿バ州のチベット族区域である阿バ・若爾蓋・黒水・紅原・馬爾康・金川・壌塘の7県を中心にサービスを提供する。2020年までに空港旅客数は年間延べ35万人、貨物や郵便の取扱量は1050tに達すると見込まれている。
紅原空港には運用開始後、成都への航路が就航するほか、重慶や西安、貴陽、昆明、ラサ、蘭州などの都市への直行便も就航することになっている。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年6月9日