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ユネスコ世界記憶遺産に登録された中国の9文献

人民網日本語版 2014年06月12日14:16
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中国伝統音楽録音資料(1997年登録)

中国芸術研究院音楽研究所に保存される中国伝統音楽録音資料には、中国50以上の民族の伝統音楽と民間音楽の録音資料が収録され、長さは7000時間に達している。著名な民間音楽家の阿炳(1893~1950)の創作曲なども収録されている。

清代内閣秘蔵書籍――17世紀の中国における西洋の宣教師の活動に関する文書(1999年登録)。

中国第一歴史公文書館に保存されるこの文献は17世紀半ばに作成されたもので、合計24点に及び、西洋人宣教師の中国での活動状況を系統的かつ全面的に映し出したものとなっている。内容の中心の一つは、「暦法の争い」としても知られる「アダム・シャール事件」である。

トンパ古代文献(2003年登録)

雲南省麗江市東巴(トンパ)文化研究所に保存される。『東巴経』は納西(ナシ)族のトンパ教司祭が用いる経典で、2万巻余りが伝えられている。麗江や昆明、北京、南京、台湾のほか、米国やドイツ、スペインなど海外10数カ国でも収蔵されている。『東巴経』の内容は、歴史や哲学、社会、宗教、言語文字、さらには音楽、美術、舞蹈など多岐の伝統学科にわたり、国内外の学術界では「古代ナシ族の百科全書」とみなされている。一番の特徴は、トンパ文字で書かれていること。2000字余りを持つトンパ文字は長い歴史を持ち、「唯一の生きる象形文字」とも呼ばれている。

清代科挙大金榜(2005年登録)

中国第一歴史公文書館に保存されているこの資料は中国封建時代の科挙制度のシンボルである。清代の言葉である「金榜」は、科挙の最終試験である殿試の合格者名簿を指す。中国の科挙制度は、隋煬帝治世の大業元年(605年)から清代の光緒31年(1905年)まで1300年にわたって行われた。清代の科挙試験は3年に1度行われ、吉慶のあった時には臨時の「恩科」が開かれた。試験は「童試」「郷試」「会試」「殿試」の4級に分けられ、「殿試」が最高レベルだった。「童試」「郷試」「会試」の難関を突破した受験者は「貢士」と呼ばれ、「殿試」は皇帝自らが出題して行われた。この「殿試」の成績表が「金榜」である。黄紙に墨字のこの成績表は満族と漢族の二種類の文字で書かれ、皇帝の詔令として下達された。大小二種類があり、「皇帝之宝」の印が押された「大金榜」は長さ15mから20m、幅0.8mから0.9mで壁に貼るのに使われた。「小金榜」には印は押されず、皇帝による閲覧や式典時の順位読み上げに使われた。「金榜」はさらに「文科」と「武科」に分かれていた。清代には、文科の「大金榜」は天安門近くの長安横街の長安左門、武科の「大金榜」は長安右門に張り出され、3日後に回収され、内閣に保存された。清朝金榜は200点以上が現存し、康熙6年から光緒29年までの230年余りの殿試の成績表を見ることができる。


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