2014年W杯ブラジル大会公式マスコット「フレコ」
FIFA(国際サッカー連盟)とブラジルW杯組織委員会は2012年11月26日、2014FIFAワールドカップブラジル大会の公式マスコットを発表した。このマスコットは、アルマジロ(別名:鎧ネズミ)をイメージしたキャラクター。アルマジロは、ブラジル内陸部に棲息する絶滅危惧種で、敵に出会うと、甲羅を縮めてボール状になり自分の身を守る。この時の形態がサッカーボールに似ている。マスコットのデザイナーは、アルマジロのイメージをキャラクター化して、ブラジル大会の公式マスコットに採用した。マスコットの頭部には青い鱗甲板(頭甲)がついており、背中と尻尾も青色、顔と手足は黄色だ。「ブラジル2014」のロゴが入った白いTシャツと緑色の短パンを身に着けており、ブラジル国旗を連想させる配色になっている。人民網が伝えた。
公式マスコットが決まった後は、この可愛いアルマジロの名前を決めなければならない。最終候補として、以下の3案に絞られた。
1 「Amijubi(アミジュビ)」:「友情」と「快楽」を組み合わせた造語で、ホスト国ブラジルの国民気質を示している。
2 「Fuleco(フレコ)」:「サッカー」と「エコロジー」を組み合わせた造語で、環境保護のコンセプトを盛り込もうとした。
3 「Zuzeco(ズゼコ)」:「青」と「エコロジー」を組み合わせた造語で、「青」はブラジルの空、海、川を表している。
3カ月におよぶFIFAサイトでの投票を経て、FIFAは投票結果を発表した。「フレコ」が得票率48%、得票総数170万票で、他の2案を押さえてW杯公式マスコットの正式名称に選ばれた。「ズゼコ」の得票率は31%、「アミジュビ」は21%だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年6月12日